地名の英語表記ルールの骨子
http://www.gsi.go.jp/common/000093364.pdf に記載されている地名の英語表記ルールについて、自分なりの斜め読みで骨子にしてみた。正確なところは原資料をあたっていただきたい。
原則
- 地名や施設名の表音のローマ字表記のうち地形や種別を表す部分(yama、kawa、koen など)を削除した上で、その地形や種類の英語表記を付与することを基本とする。→本エントリでは【削除法】と名付ける。
- ただし、地形や種別を表す部分を削除した残りの部分だけでは意味をなさない 場合や、全体が不可分の固有名詞として広く認識されている場合には、全体の表音のローマ字表記に加えて、地形や種別の英語表記を付与する。→本エントリでは【追加法】と名付ける。
- ローマ字表記の方法についてはヘボン式を採用する。
- 島については、島名全体を不可分の固有名詞と考え、その表音のローマ字表記に加えて、 島の英語表記である Island を付与する。つまり、島については上記 2. の適用が原則になる。ただし、 条約等において既に表記されている島名はその名称を使用する。
- 管理者が定款等で既に外国語表記を規定している場合については、必ずしも上記のルールによらなくてもよい。
原則1., 2.の適用規則
- 諸島・群島・列島、山脈、山地・連山・高地、高原、台地、丘陵、湿原、平 野・原野、盆地、半島、湾など、複数の対象を総称する又は広域を対象とする地名は1.(削除法)なお、語尾が山や島などの単数形で、総称名として扱う場合は、地形や種別を表す部分の英語は単数形
- 広く使用されている場合は2.(追加法)
- カタカナ+地形や種別を表す語で表記されている場合は1.(削除法)
- 通常と異なる形の語尾の場合は2.(追加法)例えば、大観峰→Mt.Taikanbo、安家森→Mt.Akkamori
- 大きさや位置関係(大中小、東西南北)、色(白黒赤など)、状態・性質(新、荒)などで地形や種別を表す部分を修飾(説明)している場合や「ノ」「ヶ」な どでつながっている場合や、地形や種別を表す部分を省略すると発音ができない場合は、2.(追加法)
- 基本は2.(追加法)