世界の測量

Sibling of "Relevant, Timely, and Accurate, " but much lighter and shorter ※自らの所属する組織の見解を示すものでない

目玉を獲得するための手段「内容改善」と「使用促進」

データにしてもソフトウェアにしても、「オープン」であることは前提であるとしたとき「よく」なるためには「十分な数の目玉」(「目玉の数さえ十分あれば、どんなバグも深刻ではない」)が必要。では十分な数の目玉を確保するには、どのようにするか。

  1. 集めるにしても、単なる目玉ではダメで、内容の改善ができる目玉が必要なのだから、ユーザが改善スキルを得られるよう教育誘導し、内容の改善が少しでもできるユーザを増やす。データあるいはソフトウェアの内容を改善できる人を増やす。
  2. そもそもモノ自体が使えることが分からないと目玉が集まらない。モノのよさ、または有望さを示すために、自らが利用を進めて宣伝誘導する。データあるいはソフトウェアの利用を促進することでデータあるいはソフトウェアに興味を持つ人を増やす。

ひとつの分類として「実利用につなげるというよりは内容を改善する」か、「内容は改善しないが使用を促進する」か、という直交化が可能であるように思われる。両方のバランスがとれているか認識するために直交化するのである。

プレイヤー間連携・セクター間連携の目的のひとつは、こういった側面についても、両方の側面のバランスがとれた仮想的な実体を実現することにあるかもしれない。目的をひとつにしてアプローチを異にする実体があるとき、両方がメリットを取れるように協力できるようにすることができれば目的の達成は早くなる可能性が高い。